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時々雑記

48.〜52.まで


               48. 2007-03-05 「部屋探しと亀」

    私が仕事部屋を探していた頃の事。

    マンションをあちこち見て回っていたのですが、確か3軒目の物件を案内されて
    いる最中だったと思います。明るい感じの10階の部屋で、何となくベランダに出
    てみると、なぜかそこに亀の甲羅が落ちていたのです。

    それは縦20cmぐらいの大きさの、池などによく見かけるミドリ亀の物のようで、
    すっかり干からびて見えました。( 何でこんな所に亀の甲羅が? ) と思いながら
    近づくと、ニュ〜っと、いきなり首が・・・。( い、生きてる!!!! )

    「久保さん(仮名) !!! 亀 !! 亀がいますよ!!! ホラっ!!! 」 と大きな声で呼ぶと、管理
    会社の方で一緒に回ってくれていた久保さんがやって来て、「ええ〜〜!!! あっ!!
    ホントに亀ですね !!! 」 とビックリ。

    「 なぜ10階の空き部屋のベランダに亀がいるんですか? 」
    「 さぁ;;; ボクにもわかりません;;; 」
    「 前に住んでた住人が忘れていったんですか? 」
    「 いやぁどうかな・・・;;; 」
    「 この部屋、いつから空き部屋だったんですか? 」
    「 そう・・・一年半ぐらいかな;;; 」
    「 ええ〜〜〜!!! 一年半も亀がこんな所で生きていられるはずないですよね!! 」
    「 そ・・そうですねぇ;;;; 」
    「 何なんですか!! この亀 !! 」
    「 ボクにも わかりませんよぉ;; 」

    亀は弱々しくもがき、よく見ると気の毒に皮膚がカサカサになっています。だか
    らと言って一年半も こんなコンクリートの上にいたようでもなく、謎は深まる
    ばかりでした・・・。

    さっぱりわけがわからなかったけれど、そのまま放って置けば いくら生命力の
    強い亀だって死んでしまうでしょうから、久保さんと相談して、近くにある防災用
    の溜め池に離す事にしました。その溜め池はマンションと同じ管理会社が管理
    しており、割と大きくて深く、鴨や鯉や、それこそ亀なども沢山いるので、そこな
    らば充分に生きていけるだろう・・・という事で。
    
    私はとりあえず亀を紙袋に入れて池に向いました。ガサゴソと必死に登って来
    ようとするので「大丈夫だよ〜。」と声をかけるとピタッと動きが止まります。
    まるで聞き耳を立てているように・・・。人の声に慣れている。この亀は人に飼
    われていたんだ、とそう思いました。それにしても、 いったいなぜ あんな所に? 
    いつからあんな所に・・・?

    溜め池のほとり。水際から30cmほど手前の砂利の上に置いてやると、亀は少
    しボーっとしていましたが、状況に気がついたのか、[ うわ------い!!!! ] という
    えらい勢いで水の中に入って行きました。

    後日、友人に この話をすると、「その亀、その部屋の隣の住人が飼ってたんじ
    ゃない? マンションのベランダって よく隣のベランダと繋がってたりするし・・。」
    と言われギクっ!!! 考えてもみなかったけど、もしかしたらそうなのかもしれない。
    良い事をしたような気になって、結局 私は亀泥棒 !?!!?;;;;;;
    
    ところがです。さらに後日、再び久保さんとお会いする機会があった時、聞いて
    みたら、あのマンションの物件はベランダが全て独立している作りだという事で、
    どうやら亀泥棒にはならずにすんだようですが、とするとまた最初の疑問に戻っ
    てしまったりするわけで・・・。

    そもそも あの亀は どこから来たのか ???? 
    なぜ あんな所にいたのか ????    

    う〜〜ん・・・。 ・・・・謎です・・・。


       49. 2007-03-08 「アフリカ料理店」

    地方から友達が来て、「何か変わった物が食べたいなぁ。」とリクエストされると
    出掛けて行くお店に、アフリカ料理店があります。

    新宿南口から少し歩いた所の「〇ーズ・ド・サハラ」というお店で、人によっては
    嫌がるかもしれないけれど、ホロホロ鳥・ダチョウ・ワニ・ライオンなどの肉料理
    も食べられ、これがまた とても美味しいのです。( もちろん野菜料理も有り )

    私は好奇心が強く、食べられる物なら何でも食べてみたい人なので、旅行先の
    下諏訪の老舗旅館で 「この地方の食べ物ですが。」 と、 [ ざざ虫 ] を出された
    時にも、同行者が嫌がる中 「素朴な味ですね。」 と、一人平気で食べていたし、
    海外旅行のお土産にと [ 海亀のスープ ] をもらった時にも 「かわいそうだ〜。」
    と、そばで泣く人を尻目に飲みましたし ( 飲まなきゃ もっとかわいそう )、横浜の
    カレー・ミュージアムで売っていた [ トドのカレー] と言う缶詰カレーも食しました。
  
    他にも 鯨・イルカ・鮫・鹿・馬・猪・熊・ウサギ・鳩・スズメ・カエル・カタツムリ・・・。
    機会があるごとに色々と食してきた私ですから、アフリカ料理で何がテーブルに
    運ばれようと元々全く問題じゃありません。などと書くと日頃から肉なら何でも
    バカバカ食べているように読めてしまいますね;;; 一応言っておきますが、私は
    普段は殆どベジタリアンです。ほぼ野菜生活をしていますので、念のため・・(笑)。

    牛・豚・鶏といった、いつもスーパーで売っているような種類の肉料理以外は嫌、
    受け付けない・・・という人を無理に案内したりは もちろんしませんが、同じよう
    に好奇心の強い友達には、たいがい大好評の 「 〇ーズ・ド・サハラ 」 です。
    そもそも何を食べても美味しいお店なので・・・。

    店内は少々狭いけれど、感じが良くて落ち着けるお店でもあり、おススメですが、
    店の名に [ サハラ ] なんて言葉も入っているアフリカ料理店だというのに、
    不思議に思う事がひとつ・・・。
 
    それは、なぜかメニューに [ カンガルー] がある事・・・(笑)。

    なぜなのか聞こう聞こうと思いつつ、そのたびに忘れて現在に至ってます・・(~_~;)

   

        50. 2007-03-11 「価値観の相違 」

    価値観の相違でトラブルが起こるというのは よくある事ですが・・・。

    ある時、海外旅行から帰って来た友達 ( 仮にAさんとしましょう ) が、お土産を
    くれながらも冴えない顔をしているので訳を聞くと、同行した友人 ( 仮にBさん。
    私とは面識がない方です。 ) と大喧嘩をしてしまった・・・と言うのです。

    Aさんは、旅行といえば行った先々の名物の美味しい物を食べるのが楽しみ!!!
    な人なので、出掛ける前から現地の料理や店を調べつくしていたらしいのです
    が、いざそこへ行って食事にBさんを誘うと、「そんなに食べる事に お金を使い
    たくない。」と言われ、海外でたった一人でレストランに入る勇気も無かった為、
    仕方なく相手のペースでジャンク・フードやファースト・フードで我慢するハメに
    なり、それが数日続き とうとう限界に・・・。

    また、Bさんが着替えを殆ど持って来ず、ホテルの部屋にロープを張って洗濯
    物を干していた事も喧嘩の原因のひとつになったようでした。これは旅慣れた
    人がよくやるやり方ではありますが、Aさんにしてみれば、せっかくの旅行だし、
    という事で優雅に過ごしたかったのです。なるほど合理的だね〜それじゃ私も、
    とはいかず、干してある同行者のパンツなど見たくなかったのでしょう・・・。
    2人は同じ会社に勤める同僚で、とても仲が良かったらしいのに、この一件で
    絶交状態になってしまったそうです。

    Bさんの海外旅行の目的も きっとあっただろうとは思うけれど、(例えば買い物
    重視で他の事はとにかく節約だ!!・・・とか、いかに低予算で旅行するかという事
    自体が楽しい・・・とか。) AさんとBさん、互いに普段は気が合うので、ついつい
    旅行前の話し合いが足りなかったのかもしれません。

    会社や学校で、あるいは休日に、一日の内の一部の時間を共に過ごし、相手
    を理解できているつもりでも、24時間 常に一緒にいる旅行に行って、初めて気
    づく価値観の相違というものもありますよね・・・。

    ちなみにマンガ家のアシスタント経験が長い人は、価値観が全く違う相手と旅
    行しても喧嘩には ならないかも(笑)。

    なぜなら仕事場では、誰もが個性的でクセも強く、出身地も日本中の色々な所
    から集まって来た人たちが、24時間べったりと一緒にいて、プライバシーは殆ど
    ゼロ。しかも切羽詰った状況下に置かれるわけで、またそれが長期間に及び、
    場合によっては自分の家に帰るのが月に3日ほどだ・・・なんて仕事場もあるし、
    そういったマンガ家の家を色々渡り歩く事も多く、嫌でも気が練れてくる。
    そばにいるアシスタント同士、相手が気むずかしかろうが、我儘だろうが、自分
    にとって理解し難い人間だろうが、それはそれとして平気で過ごせるような人に
    なっていく。だから1週間や2週間の旅行で、他人に対して腹を立てる事は まず
    ないのでは・・・と。

    まぁ、そんな特殊な例はさておいて、Aさん、カンカンに怒って結局途中で別れ、
    予定よりもずっと早く帰って来てしまったのです。 すごく楽しみにして行った
    のに残念ですよねぇ・・・。「Bって、ひどいでしょ?!!? 」 と言われたけれど、私は
    そうは思えません。もちろんAさんが悪いのでもない。同行者が美味しい物の
    好きな相手ならAさんはすごく楽しめたろうし、Bさんにとっては相手も合理的
    で節約好きなら たぶん何の問題もなかったでしょうから・・・。

    旅行に行く時は、価値観が近い人を選ぶか、そうでなくても一番の目的は何
    か、自分は何がしたいのか事前によく話し合う事が大切ですよね。行った先で
    喧嘩なんて、寂し過ぎるし シンドイし、せっかくの旅行が台無しです。

    もし私がAさんなら、ジャンク・フードを食べるBさんをそのまま好きにさせておい
    て、自分は自分で食べ歩きしたろうし、目の前に干されているパンツがあれば、
    マジックで記念のラクガキをしてあげたと思う・・・。

    それはそれでBさん激怒するでしょうか・・・。 う〜ん (笑)。


        51. 2007-03-13 「耳の中に〜〜!!! 」

    かなり自然豊かな地域で暮らしている友達の話・・・。

    ある晩、いつものように和室に布団を敷いて寝ていたら、突然エライ雑音がして
    目が覚めたのだそうです。何の音だ!!?? と耳をすますと、何と!! その音は耳の中
    から聞こえる・・・。そう!!! 何かが耳に入ってしまったらしいのですね〜〜;;;

    ガサゴソいう感触から言っても おそらく虫に違いない;;;; と考えた彼女は急いで
    家族を起こし、懐中電灯で上から耳の穴を照らしてもらったのだけど、何もいる
    様子がない。念のため掃除機を耳に当て、ゴーゴー吸っては みたものの、
    違和感は全く無くならない・・。気のせいだろうとか夢でも見たのだろうとか言わ
    れても、気持ちが悪くて仕方ないので、急遽 病院へ。
    
    診察の結果、耳には全く異常はなく、結局 虫などいませんでした。人騒がせだ
    と家族に叱られつつも、ぜんぜん納得ができないまま家に戻ったのですが・・・。

    翌日、掃除機の中から小さなムカデの死骸が出て来たそうです;;;; ひ〜〜っ!!!!
    
    掃除機で吸い出されていたらしく、その後の違和感は、感触が残っていたせい
    のようでした。・・・って、寝ていて耳の中にムカデが入って来るなんて、どういう
    所に住んでるのよ----!!!;; と思っていたら、その2ヵ月後、今度は岡山県の友人
    が、「ゆうべ 寝てる時にウチの息子の耳にムカデが入って、大騒ぎだったの。」
    何て電話してきました;;;;; やはり掃除機で吸い出したとか・・・。ひょえ〜〜〜;;;;
     
    実は案外よくある事なのでしょうか。ぞっとしますねぇ;;;; もし慌てて指でも突っ込
    んでいたらムカデもパニクって暴れ、鼓膜を傷めていたかもしれません・・・;;;
        
    以前、私が公園の芝生の上に寝転がっていた時に、耳にアリが入ってしまった
    事はあったけれど、明るい方へ上へ上へと行く習性があるから、日向で耳の穴
    を上に向けているだけで出て来てくれました;;; それがムカデとなると、光を当て
    たら逆に奥へ奥へと・・・ってわけですよね;;;;
    
    [ 緑豊か = 虫もいっぱい ] な地域での暮らし。せめて布団ではなくベッドに
    すれば良いのに・・・と、つい余計なお世話な事を考えてしまいます〜。

    とりあえず吸引力の強い掃除機は必需品・・・みたい? ;;;; (~_~;)

    

        52. 2007-03-16 「怪しい道具たち」

    今日は これまで私が使ってきた道具たちのいくつかをご紹介します。

           
   
    これは風水の羅盤。プロ用の物で、方位を測る際 非常に使いやすく、精度が
    高いので便利。十字型に糸が張ってあり中央が磁石、円の中に刻まれた
    たくさんの細かい文字は全て [ 相 ] の表示で、この円がスルスルとスライド
    するようになっており、指で右に左に動かしながら正確な方角と相を測ります。
    以前はこれを持ち歩き、人様の家の風水をみせていただいていた時期があり
    ました。


        

    これは風水尺 ( じゃく ) と言います。大工さんが よく持っている金属メジャーの様
    な感じ。風水では物の長さや大きさも考慮するので、例えばこれを使って机の
    幅を測り、その人にあった長さか、吉相か、を割り出します。相の良し悪しは
    このメモリを見れば一目瞭然というわけです。


          

    これは [ 易占 ] 用の道具。使い方は六角柱の棒を転がして赤印が出るか出
    ないかを6回繰り返し、その結果の通りに6本の四角柱を並べます。
    以前「どくろ紳士」というマンガ作品の主人公に道具として使わせたりもしました。

    この場合の出た相 ( 右写真上部 ) は、[ スイザンケン ] というもので、あらら。
    例としては良くなかったですね〜;;;

    [ スイザンケン ] C 困難危険の時。将来のために研究を重ね、時期を待て。
                打開せんと焦れば失敗す。交渉事はまとまらず。金銭は
                求めても今は無理。恋愛、種々雑多な問題あり。失せ物
                出ては来ず。旅行は危険、事故あり。願望は思わぬ障害
                により何事も成功せず。
 
    ・・・って、最悪じゃないの;;;; やだな〜。 私ったら運が悪いのかも・・・;;; ホホホ ;;;


    

    
え〜と。まぁ、気をとり直しまして。

これが現在使っている西洋占星術
用の、私が自分で作った定規です。

アスペクトという、天体同士の角度
を測るためのもので、それがポジテ
ィブに作用するものかネガティブな
作用のものか、見極める助けに
なってくれています。


・・・でこの写真は道具ではない
けれど、天体関係の計算メモです。
何だか方程式のようですが、実は
本当に方程式なんです〜(笑)。

依頼があると こうして細かく計算し、
相談者の方の持って生まれた相を
導き出します。

そういえば以前から時々、頼まれる
でもなく、時間がある時には芸能人
や有名人の占星鑑定をしていたりも
するのですが、今まで見てきた中で、
SM〇Pの〇村拓哉さんが、物凄く
良い相をお持ちでした。

4年ほど前に勝手に鑑定したのです
が、ちょっと驚いてしまうぐらいの良
さでしたよ〜。すばらしい〜(^-^)

    そんな風に、ここの所ずっと、日々占星鑑定をしています。鑑定結果、お待たせ
    している方。本当にすみません・・・。がんばります。そして、もちろんまたマンガ
    も描きますとも〜。 でも今は・・・。

    スイザンケンなんぞ出してしまったし;;;  時期を待て・・・って感じでしょうか (笑)。


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