時々雑記

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出張・

                「占星学の話」

私が初めて[占い]らしきものに触れたのは、今から10年程前の事。編集部の方に
「風水師のマンガを描きませんか」と言われたのが最初でした。

プロの風水師の話を描くなら、作者の私がある程度の知識を持っていないと、ストーリィを作る事すらできないので、突然ながら猛勉強を始めました。見知らぬ世界の事だったので、たいへんではあったけれど、どんどん頭に叩き込んでいる内に、面白みが徐々にわかってきたのです。

そしてまた、風水は東洋占星術と深く関わっているので、さらに理解を進めるために、
マンガの作品とはまた別に四柱推命の勉強も始めました。これがまた、やればやるほど面白いんですね。とても複雑で、とても理論的・・・。私は一度火がつくと消えない性格な上、分析的な事がだ〜い好きなので、興味はさらに広がり、西洋占星術へ・・・。

風水のマンガを描くために始めた勉強が、いつの間にか風水はさておいて、占星学の
研究に熱中するようになっていったのです。

とはいうものの、実はこの頃の私は、ただ学ぶ事が面白くて、占い自体にはあまり興味を持てずにいました。それというのも、とある占い師と話をする機会があった折、「先生の占いの基本は何ですか。」という私の質問に「天使様です。天使様が全てを教えてくださいます。」という答えが返って来て、がっかりした事があったので・・・。

しょっちゅう心霊体験なんかをし、それをまたマンガに描いたりしている私ですが、いわゆる"お告げ"みたいなものは信じた事もなく、ただただ[ウサンくせ〜]と思うばかり。
そう、その頃の私にとっては、占いというのは総じて胡散臭いものでしかなかったのです。ですから、占星学の勉強と実際の占いとは区別して考えていました。

最初は、記憶しなければならない占星学の基礎を。印やら専門用語やら、やたらといっぱいあり、全部覚えるにはかなり努力が必要です。それから地球から見た天体位置を割り出すための計算を、緯度と経度の計算を、そして天体と天体がある日のある時間ではどういう角度に来るか、そしてその角度にはどういう意味があるか・・・の分析を。
また、360度を12星座の12宮に分けるだけではなく、更に天体が東の地平線から何時に昇って来たかの順で12に分ける[12室]という分類法を重ね合わせて考える方法を、などなど、それからも次々と学んでいきました。

とても楽しかったです。何千年も前の人々が、ここまで複雑なひとつの体系を作り出した事にすごく魅力を感じます。そしてまた、その後の現在に至るまでの長い長い間、占星学は世界中に広がり、信じられないほど大勢の研究者の手によって、データは絶える事なく積み重ねられてきているのです。それはもう膨大な量を・・・。

今の私は鑑定人をしています。(もちろんマンガ家でもありますが)
以前見聞きした[占い]と[占星学]とは明らかに違うものだと確信したからです。未来予測については、鑑定人それぞれのデータの読み取り方しだいで結果が違って来るとは思いますが、持って生まれた性格や運勢というものは、かなりの精度で的中するでしょう。
それを知る事で人は新たな自分を発見できたり、自分にあった方向や相性の良いものを選べたり、さまざまな危険を回避する事ができるはずです。

遺伝子が物理的な形を作る設計図なら、
天体のデータは運命の設計図・・・。そう思います。

ただ、正直な話、12星座占いに関しては、特定の誰かを鑑定したものでなく、天体全体の一週間の動きを把握しての結果を12星座それぞれに当てはめたものなので、かなり、か〜な〜り大雑把です。占星学といえるほどのものではありません。ですので、気軽に参考にする程度に見てみてくださいね。

詳しく ご自分の持って生まれた天体データを知りたい方は、別館「ASTROLミハラン」の方で依頼を受け付けていますので、そちらからどうぞ。

・・・というわけで、すでにだいぶ深い所まで、占星学に足を突っ込んでいる私ですが、
まだまだ興味は尽きず、学ぶ事も山ほどあるので、たぶん死ぬまで続けますデス。

マンガと占星学。このふたつは やめられませんワ〜(^-^)